「マーケットの変動要因」金利の変動要因【★★★】
公開日: C金融資産運用/マーケットの変動要因
経済動向と金利の変動について、勉強しました。★3つの重要ポイントです。
株式投資をしている私にとっては、ファイナンシャルプランナー試験のためだけでなく、必須の知識だと思いました。
金利の変動要因
国内景気・・・好況=金利は上がる
・・・不況=金利は下がる
国内物価・・・上昇=金利は上がる
・・・下落=金利は下がる
外国為替・・・円安=金利は上がる
・・・円高=金利は下がる
海外金利・・・上昇=金利は上がる
・・・下落=金利は下がる
金融政策・・・引締め=金利は上がる
・・・緩和=金利は上がる
景気と金利
景気がよくなると、資金需要が増えるため金利は上昇する。
景気の後退局面では、資金需要が減るため金利は低下する。
景気が低迷すると、企業の業績悪化などから雇用や所得に対する不安が高まって消費需要が減退し、資金需要も落ち込むため金利低下につながる。
物価と金利
物価が上がる(インフレになる)と消費需要が増えるため、金利は上昇する。
物価が下がる(デフレになる)と消費需要が減るため、金利は低下する。
デフレ時には、名目金利は低くなるが、物価も下がるため、実質金利は相対的に高くなる場合もある。
為替と金利
為替が円高になると、輸入商品の価格が下がる(物価が下がる)ため、金利は下落する。
為替が円安になると、輸入商品の価格が上がる(物価が上がる)ため、金利は上昇する。
円高は輸入産業に好影響を及ぼし、輸出産業にはマイナス材料。
円安は輸出産業に好影響を及ぼし、輸入産業にはマイナス材料。
国内外で金利差がでると・・・
国内外の金利差で資金が海外に流れると、円貨を売って外貨を買うことになるため、円安になる。
そのため、輸入商品の価格が上がり、金利が上昇する。
株価と金利
一般的に、株価が上昇すると金利が上昇する。
株価上昇は景気回復局面にあたることが多いため、設備投資資金などの需要が増えるため、金利が上昇する。
景気回復により、日本銀行の金融政策において、金融引き締めが予想されるため、金利が上昇する。
投資資金が債券から株式にシフトする動きが起こるため、金利が上昇する。
なんか、為替が円安になる=金利が上昇すると単純に覚えるだけではなくて、その原因(背景)を理解することが大事ですね。
外国との金利差とか、円高とか円安とか、アタマの体操が必要な感じ。
FXとかやっていると、理解しやすいと思いました。
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